【自分の彼氏・彼女がすそわきが】Hしても大丈夫?傷つけない伝え方

すそわきがってうつるの?セックスのとき、クンニしても大丈夫?

まず、すそわきがが感染するのか?というと、絶対に感染しません。
すそわきがというのはアポクリン汗腺から出る皮脂や尿素を肌の表面にいる常在菌が分解することで起こるものです。
そしてアポクリン汗腺が発達しているというのは生まれ持っての体質なので、すそわきがの人と交際したからといってあなた自身がすそわきがになってしまうということはありません。

ただし、すそわきがは性的な興奮をすることで臭いが強くなることがあり、汗や体液があなた自信に付着することで、臭い自体がうつることはあります。
具体的に言えば、前戯をした後、手についた臭いが手を洗っても消えない。
クンニ/フェラチオをしたあと、顔の周りに雑菌が分解したあとの分泌物が付着してしまい、顔を洗ってもいつまでもすそわきがの臭いが残ってしまう。
性交渉したあとに自分の陰部も臭くなってしまうということです。

しかしこれは全て一時的な現象です。
すそわきがの人と性交渉をしたからと言って、すそわきがが感染して自分まですそわきがになってしまうということはないので安心してください。

気になるのがクンニをしても大丈夫なのか?
身体に害はないのか?という点です。
まず、安心してしてほしいのが、すそわきがに含まれる成分に人体に害のある成分は含まれていないということです。
舐めたとしても健康に害はありません。

また、すそわきが用のデオドラント製品にも一般に害のあるものは使われていません。
すそわきがはデリケートな部分で起こるものなので、専用のデオドラント製品にも低刺激で無添加な商品がほとんどです。

ただし、こちらはあくまで臭いを消すために開発された製品です。
決して舐めるために作られた製品ではありません。
このため、舐めるのを推奨できるものではないのです。

臭いが気になるからデオドラント製品を使うというのは良いのですが、性交渉の前には陰部をキレイに洗い、デオドラント製品を使うのは控えるか、使用するのであればクンニは避けたほうがよいでしょう。

【自分の彼氏・彼女がすそわきが】相手を傷つけない伝え方

恋人がすそわきが、というのは非常に辛いものです。
すそわきがは性行為の最中や性行為の後に特に強くなることが多く、どうしても臭いが気になってしまって集中できない。
性的な興奮が萎えてしまうということもあるでしょう。

すそわきがは本人が悪いわけではありません。
本人がだらしないから、不衛生にしているから起こるというわけではなく、天然パーマだとか、地黒だとか、まゆげが濃いとかそういうのと一緒の体質なのです。

だからこそ、伝えるのが非常に難しい問題でもあります。
「陰部が臭い」と指摘されるだけでも、とてもつらいことなのに更に「すそわきが体質だ」と言われるわけですから、かなり気を付けて伝えたとしても、少なからずショックは受けてしまうでしょう。

どんな伝え方をしても傷つけない方法はありません。
だからこそ伝え方には気をつけなければいけません。

最初は「何を言ってるの!?/何を言ってるんだ!?」
「そんなわけがない!」と怒るかもしれません。
強く否定するかもしれません。

大事なのは「一緒にケアしよう」と受け止めてあげることです。
「陰部の臭いが臭いからなんとかしてくれ」と突き放すのではなく「どうしても気になってしまうから、一緒にケアしよう」と伝えるのです。
同時に「すそわきがだからと言って、それを理由に絶対に嫌いにならない」こともしっかり伝えてあげましょう。

すそわきがはデオドラント製品を使えば軽減させることができますし、治療方法もあるものです。
臭い対策を一緒に考えてあげることで、二人の仲を深めてください。

すそわきがに悩む人は男性より女性の方が多い

すそわきがで悩む人は男性より女性の方が圧倒的に多いです。
女性9に対してすそわきがで悩む男性の割合は1くらいです。
すそわきがで悩むのは、ほとんどが女性なのです。

理由1)男と女の構造上の違い

アポクリン汗腺は皮下脂肪に刺激されて活発になります。
男性と比べると女性は皮下脂肪が多くなるため男性よりもアポクリン汗腺が発達し臭いが強く出るとのです。

理由2)女性ホルモンの多さ

エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が増えると、わきが臭が強くなります。
特に10~30代の間は女性ホルモンが最も活動する期間なので、すそわきがの臭いも強くでます。
生理前になるとすそわきが臭が強くなるのも女性ホルモンが関係しています。

理由3)性器と下着の形状

外に性器が飛び出していて、通気性のよい下着(トランクスなど)を着用する男性と、性器が内側にあり、通気性の悪い下着を着用する女性では陰部の湿度が異なります。
陰部の温度と湿度が高くなれば雑菌が繁殖しやすくなるため、わきが臭がより強くなり、気になるのです。

理由4)女性は臭いに敏感

男性と女性を比べると臭いを感じる神経細胞は1.5倍あると言われています。
同じ臭いを感じても、女性は男性よりもより強く感じてしまうのです。
同じ強さの臭いでも、女性の方が悩みが深くなりがちで、それほど強くないすそわきがでも手術を希望する女性が多くなります。

理由5)清潔思考

女性は普段から身だしなみに気を使う人が多く、汗臭くないか、汗ジミができていないかなどを気にする人が多い傾向にあります。
男性なら多少汗臭くても気にしない!汗かいたら臭くて当たり前!と思うところを清潔にしなくては!臭ったら!と神経質になってしまう人が多いのです。

理由6)意識の違い

理由5にも通じますが、男性は臭いに鈍感だし、多少臭いがしても気にしない人が多いです。
わきがであっても、風呂入ってれば大丈夫でしょと軽く考える人も多いのです。
女性は少しでも臭いがあると美的イメージにも関わりますから、かなり軽度のわきがであっても悩み病院を受診します。
このため病院を受診した人数も女性が圧倒的に多くなるのです。

理由7)ストレスが臭いを強くする

ストレスは体臭を強くしてしまいます。
すそわきがで悩めば悩むほど、皮肉なことに臭いが強くなってしまうのです。
軽く考える男性と深刻に捉える女性では、女性の方が臭いを強く出てしまいますし、常に臭っていないかを気にしてしまうため、半ば強迫神経症のように少しの臭いでも気になって気になって仕方なくなってしまうのです。

すそわきがが原因で離婚に至ることも!?

非常に残念なケースですが、すそわきがが原因で離婚に至るケースもあるようです。

すそわきがなのは、結婚前にわかっていたでしょ?
結婚するまで、すそわきがに気づかないなんてありえる?
と思うかもしれません。

しかし、結婚したことで臭い対策がおざなりになってしまい今までは気にならなかったすそわきが臭が強くなってしまったケース。
また、加齢や妊娠・出産によるホルモンの変化で、すそわきがの臭いが強くなってしまったケースなどもあります。
結婚後に体重が急上昇ですそわきがの臭いが強くなってしまい、我慢の許容値を超えてしまったというケースもあるでしょう。
一緒に暮らす前は気にならなかったものの、一日中一緒にいるようになると、家中がすそわきが臭になって耐えられない…ということもあります。

はたまた、今までは愛する恋人・パートナーだったから
陰部が多少臭くても我慢できた。
でも、結婚後に恋愛感情が薄れてしまい今まで許せていた臭いがどうしても許せなく感じるようになってしまったということもあります。

結婚後にすそわきがが悪化し、ケアをたのでも臭いが改善されず、どうしても耐えられなくなってしまう、恋愛感情が冷めてしまう、女として見られなくなってしまう。
こうしたことは現実に起こりうることなのです。

臭いによる刺激というのは、かなり大きなものです。
せっかく美味しい料理でも、トイレのような臭い場所では美味しさを感じられません。
お風呂に入ってもお風呂場が生ゴミ臭でいっぱいだとキレイになった感じがしないでしょう。
それくらい臭いというのは感覚に与える影響が大きいのです。

パートナーの臭いが原因で心安らかでいられない場合。
これは十分、離婚の事由になってしまうでしょう。