【イボ・タコ・おできの悩み】悪化する前に早めに皮膚科で治療をしましょう

イボタコの悩み

イボ、タコ、おできが悪化すると大変なことになる

イボは皮膚の表面の一部が盛り上がった突起状になります。原因は皮膚の老化、ウイルス感染などです。ウイルス感染が原因の場合には、イボの数も増えてしまいます。

タコは特定の部位に刺激が加わり続けることで皮膚の組織が硬くなる状態をいいます。「ペンタコ」や足の裏にできるものなどもあります。芯が有る場合には魚の目、芯がないものはイボです。

おできは毛穴から細菌に感染するのが原因で皮膚組織の中に膿がたまった状態で、時に痛みもあります。中には単なるイボだと思っていたのが、悪性腫瘍だったということもあります。セルフケアで改善しないようであれば、皮膚科で治療を受けてください。

イボの治療とセルフケア

イボには生薬の「ヨクイニン(ハトムギ)」が効果的です。ハトムギが入ったお茶や食品などを食事にとりいれて下さい。急激に増えた場合にはすぐに病院を受診しましょう。そうでない場合には加齢による原因が主なものなので2~3か月様子を見て下さい。ハトムギを積極的に取り入れても改善しない場合には皮膚科でイボの一つ一つにレーザーを当ててイボの組織を破壊します。麻酔をするので痛みはありません。

タコの治療とセルフケア

タコは市販薬を付けて2~3日ふやかし、柔らかくなったのを削ります。赤くはれている場合には中に細菌が入っているので、皮膚科で炎症を抑える治療をしましょう。

おできの治療とセルフケア

おできが腫れている場合には患部を冷やして炎症を抑えます。そして市販の化膿止めを塗り、改善しないなら皮膚科に行きましょう。化膿の状態が軽い場合には炎症が治まってから患部を切開して膿を出します。

おできが腫れて手術したT子さんの場合

小さなおできが大きくなった

去年から右わきの下におできができてしまい、ムダ毛を処理するたびに気になっていました。でも特に痛みもなかったので、そのうち治るだろうとそのまま放置していたんです。ところが最初は米粒ほどの大きさだったのが、少しずつ大きくなり大豆くらいの大きさになりました。そして再び夏になってムダ毛処理を頻繁に行うようになると、また大きくなりはじめたんです。そんなある朝、右わき下がずきずきするような痛みで目が覚めたんです。慌てて見てみるとビー玉くらいのサイズまで巨大化し、赤くはれ上がっていました。

皮膚科を受診

慌てて、その日のうちに皮膚科へ行ったのですが先生から「かなりひどく腫れている」と言われてしまいました。ひとまず炎症が治まるまで抗生物質を出すので、腫れが治まったら膿を出すということに。痛み止めも一緒に処方されたので、氷で冷やしながら数日腫れが治まるのを待ちました。

麻酔をかけて膿を出す

腫れが治まったので、再び皮膚科を受診して膿を出してもらうことになったのですがかなり痛かったです。麻酔をかけて5㎜ほど切開し、ピンセットで膿をつまみ出します。しかしワキの下は敏感なので注射も痛いし、麻酔が効いていない部分は触れただけで、とっても痛かったです。傷口はふさがらないようにガーゼをつめられて2日置きに合計3回膿を出す作業をしました。膿を出し尽くしたあとには、再発の可能性を減らすために腫れが完全に収まったあとに、袋を取る手術をすることに。こんなにつらくて痛い治療が必要になるんだったらもっと前に受診して治療しておけばよかったですね。