【二重に整形したい】整形の方法からリスク、副作用や心配事。二重整形ってやっぱバレる?

二重まぶたになるだけで顔の印象は大きく変わる

一重の人が二重まぶたになると顔の印象は大きく変わります。
女子がなりたい顔といえば「石原さとみさん」「新垣結衣さん」などが上げられますが、彼女たちの顔写真を加工して二重のラインを消してみると一気に印象は変わります。

もちろん目だけではなく、鼻や口元、顎といった別のパーツも整っている人たちですから目が一重になったからといって急にブスになるわけではありません。
そこそこの美人ではあるのですが、まぁどこにでも居そうな普通の人レベルまで一気に美人度が落ちてしまいます。
「綺麗だけど…まぁこういう人結構いるよね」という感じです。

もちろん一重まぶたでも美人な人はいます。
例えばモデルの「りょうさん」や「吉瀬美智子」さんなんかは一重美人の代表ですよね。

ただ彼女たちは奇跡レベルの一重です。
芸能人で綺麗だと言われる人はほぼ99%二重ですね。

二重のラインは様々ですが一重で美人女優、美人モデルというのはごくごく稀なケースです。
一重ではありますが、目がとても大きいためすっきりした印象の美人になっているのです。

これは二重まぶたになるだけで顔の印象は大きく変わるということの典型例だと思います。
一重だとそれだけで目が小さく見えますから綺麗、可愛いという印象にするのが難しいのです。

最近では一重を二重にする化粧品も多く発売されています。
実際に整形手術を受ける前に、そうした化粧品を使って自分に似合う二重のラインを探ってみると良いでしょう。
二重になったときの自分の顔の予想もつけられますし、実際に化粧で二重にすることに慣れると、それで満足してしまう方も多いですよ。

二重の整形ってやっぱバレる?

今まで一重だった人が、いきなり手術で二重になれば、確実にバレます。
知人レベルでははっきり口に出して「整形したの!?」なんて聞く人は少ないかもしれませんが、「ああ、やったな」というのは誰もが思うでしょう。
また、親しい人には「あ、整形したんだね」と言われるでしょう。

整形手術をしたことを秘密にしたいのであれば、まずは日頃からアイプチなどを使って二重にする努力をしていることをアピールしましょう。
色々二重にするエクササイズやマッサージをして目を二重にするように努力しているんだと周囲に伝えます。

実際にアイプチで奥二重にする→アイテープなどで二重にする。
というのをある程度の期間、続けておき、全ての会う人に予め二重を印象付けておきます。
それから整形をすれば、化粧で二重にしているうちに自然な二重を手に入れたんだなと思ってもらえるかもしれません。

ただ、やはりガッツリ二重にすると周囲の人にはバレますね。
目自体が小さいにもかかわらず、外人のようなはっきり平行二重に目頭切開で蒙古ひだを除去…という手術をやってしまうと、初対面の人でも「この人は整形美人なんだな」とバレる可能性もあります。
眼球は小さいのに目の周囲だけ大きいと三白眼(白目が大きい状態)になってしまいますし、目のサイズが不自然になるので不気味な印象になってしまいます。

整形をするのであれば、欲張らないということを良く覚えておくと良いでしょう。
整形までするんだから、凄い美人になりたい!と思うかもしれませんが、多くを求めすぎると不自然で不気味なモンスターが誕生してしまいます。
小説やマンガではガッツリ整形して美人になったりしますが、実際には難しいものですから、それらはファンタジーだと思ってください。
欲張らない程度に整形するのであれば、バレずに済みます。

二重の整形にはどんな方法があるの?/代表的な手術法は埋没法と切開法の2つ

一重のまぶたを二重にする手術には大きく分けて「埋没法」と「切開法」の2つの方法があります。
手術の方法も、値段も違いますし、自分がなりたい目元によって手術の方法を選択することになります。

たとえば、やや控えめながら日本人によく似合う末広型の二重や、ぱっと見は一重のような奥二重にしたいという場合に埋没法は良く向いています。

比較的低料金で手術を受けることができますし、メスを入れないので術後の腫れがありません。
ただしまぶたの腫れぼったさを取り除くことはできませんから、まぶたが厚いタイプの一重の人には向いていません。

まぶたが厚く、埋没法は使えない人や外国人のようなくっきりした二重を作りたい人。
埋没法では糸が切れて元の偏に戻ってしまう人に使われるのが切開法です。

切開法にも部分切開と全体切開の2種類があります。
メスを入れて不要な組織や筋、脂肪などを取り除くので、まぶたが厚い人でもくっきりとした二重のラインを手に入れることができます。

埋没法は糸を縫い合わせる術式のため、糸が切れて二重のラインが生まれ持っての一重のラインに戻ってしまうことがあります。
しかし切開法では半永久的に二重のラインが維持されます。

まぶたの厚さ、その他パーツとのバランス、希望する二重のラインなど人によって色々違います。
美容整形で一重を二重にしたいのであればよくカウンセリングを受けて必要な手術は何なのかということや、メリット・デメリットをよく学んでください。

二重埋没法(瞼板法)の方法と費用

二重埋没法の一つが瞼板法(けんばんほう)です。
まぶたのすぐ裏側にある「瞼板」という組織に糸を通して二重のラインを作る方法です。

もう一つの挙筋法に比べて、瞼板法には術後の腫れが少ない、術後に二重の幅が変わってしまったり、元に戻るリスクが少ない。
術後に眼瞼下垂になる心配がないといったメリットがあります。

挙筋法に比べて手前で糸を結ぶため、二重のラインが気に入らない時、やっぱり一重に戻したいと思ったときの抜糸が簡単です。
また術式が挙筋法に比べて簡単なため、難しい技術はあまり必要とされず失敗することが少ない手術方法であります。

デメリットとしては、挙筋法よりも手前で糸を結ぶため、幅の広い二重が作りにくいこと、糸が眼球を傷つけてしまうリスクがあることなどです。
手術にかかる費用は10万円程度が相場で、術後の腫れの回復には2,3日が必要でこの2つは瞼板法、挙筋法のどちらもで大きな差はありません。

高須クリニック、聖心美容クリニックでは基本的に瞼板法が使われています。
湘南美容外科、城本クリニックではどちらも可能です。

どちらの術式がいいかというのは、まぶたの状態やなりたい二重のラインによっても異なります。
まぶたの状態は年齢によるたるみ、皮膚の厚さ、脂肪の多さなどによって変わるため、まずはクリニックでカウンセリングを受け自分に向いている方法を医師から提案してもらうのが良いでしょう。
なぜあなたの場合はこの術式がいいのかと納得いくまで説明を受けてください。

二重埋没法(挙筋法)の方法と費用

二重埋没法の一つが挙筋法(きょきんほう)です。
瞼板の奥、眼瞼挙筋という組織に糸を通して二重のラインを作る方法です。

もう一つの瞼板法とくらべて目の奥で糸を結ぶため、眼球に結んだ糸があたる心配がなく、二重手術による目のゴロゴロした違和感や糸が飛び出して眼球を傷つけるリスクが少ないとうメリットがあります。

また挙筋法はまぶたを持ち上げる筋肉に糸を固定するので瞼板法よりも自然の二重に近い仕上がりになり、比較的幅の広いくっきりとした二重のラインが作りやすい方法でもあります。

デメリットとしてはまぶたの奥で結ぶため、瞼板法より難しい手術であると言われています。
自然な二重まぶたを作りやすい術式ではあるのですが、熟練の技術が必要になるものでもあります。

また瞼板に比べて柔らかい挙筋に糸を通すため、まぶたが厚ぼったい人の場合には二重のラインが取れやすいというものがあります。
手術にかかる費用は10万円程度が相場で、術後の腫れの回復には2,3日が必要でこの2つは瞼板法、挙筋法のどちらもで大きな差はありません。

共立美容外科は挙筋法を基本的な術式しています。
湘南美容外科、城本クリニックではどちらも可能です。

挙筋法と瞼板法のどちらの術式が良いというものはありません。
どちらもメリットとデメリットがあるからです。

どの方法で二重のラインを作るのかというのは医師の判断を良く参考にしてください。
まぶたの状態は年齢によっても変わりますし、個人差が大きいものです。
理想通りの二重ラインを作るためには医師による的確な判断が必要です。
なぜその術式を使うのか、納得行くまで確認してください。

二重切開法(全切開)の方法と費用

脂肪が厚い、まぶたのたるみが多いなどの理由で埋没法ではきれいな二重のラインが作れない場合に選択されるのが二重切開法です。
二重切開法には全切開と部分切開の二種類があります。

全切開の場合、二重の幅の大きさ(3cm程度)を切開する方法です。
同時にまぶたの脂肪を取り除くこともできるので、腫れぼったい目元がすっきりします。
部分切開では二重のラインを作ることと死亡を取ることくらいしかできませんが余分な皮膚のたるみをとったり、眼瞼下垂手術を同時に行えます。

全切開の良いところは、埋没法では不可能な外国人のようなくっきりとした平行ラインの二重まぶたを作れるということです。
まぶたの厚い人、埋没法では理想のラインが手に入らなかった人でもきれいな二重を手に入れることができます。

また、二重のラインが取れることはないので、半永久的に二重を手に入れることができます。
加齢によってまぶたがたるんできた場合にも、すっきりとした目元が手にはいります。

デメリットとしては、料金が高くなるということ。
メスを入れるので腫れが引くまでに7日~14日は必要になることです。
この期間は腫れも大きいのでメイクはできませんし、サングラスなどをして過ごす必要があります。
切開した傷跡はまぶたのラインとなって残るので気になりません。

埋没法で手術をしたけれど元に戻ってしまった人。
まぶたの脂肪も一緒に除去したい人にはおすすめの方法です。
ダウンタイムの時間が長いなどのデメリットや手術費用が20~30万と高額になることを除けば、理想道りの目元が一番手に入りやすい方法といえるでしょう。

二重切開法(部分切開)の方法と費用

二重切開法の一つが部分切開です。
希望や状態に合わせて5mm~10mm切開し二重のラインを作ります。

部分切開の良い点は全切開に比べて切る範囲が狭いため腫れが引くまでの期間が7日間と短く、腫れも少ないため回復が早いという点です。
傷跡はシワと同化するため、ほとんど分からなくなります。

埋没法を試してみたけれど、取れてしまった人。
よりはっきりした二重のラインが欲しいという人には部分切開がおすすめです。
料金は20万円前後が相場です。

部分切開ができるのは、まぶたがあまり腫れぼったくない人です。
脂肪をほとんど取らなくて良い人、少し取るだけで良い人の場合には大きくメスを入れなくても十分に内部の処理を行えます。

まぶたの脂肪が多いタイプの人の場合、ミニ切開だと内部の処理が十分にできません。
このため切った部分だけがくぼんでしまったり、二重が浅くなってしまうことがあります。
まぶたの厚さやたるみ具合、作りたい幅に合わせて部分切開か全切開になるかが決まるのです。

全切開は嫌だから部分切開にするというのではなく、自分の状態と希望に合わせて最適な方法を医師が示してくれるので、よく説明を聞くようにしてください。
まぶたの厚さが多いのに無理に部分切開がいいと押し通せば眼窩脂肪を多く除去しなければならず、それに伴う凹みなどが起こり、自然な二重にならないことがあります。
全切開でも部分切開でも傷跡の残り具合はどちらも一緒で自然にシワと同化して分からなくなるので安心してください。

二重になるにはBNLS脂肪溶解注射でまぶたの脂肪を溶かす方法もある

BNLS脂肪溶解注射は植物から抽出した成分を使って脂肪を溶かすというものです。
正式名称を「BN(輪郭用)リポスカルプティング注射」と言います。
韓国の清潭洞(チョンダムドン)にある「Brand New Clinic」で開発されたもので日本ではあまり知名度は高いとは言えません。

BNLS脂肪溶解注のメリットとしては…

  • 値段が安い
  • 注射を打つだけなので、腫れたり出血するなどが起きにくい
  • 回復までの期間がとても早い
  • 周りに整形したことがバレない
  • 今までは脂肪溶解注射ができなかった顔、鼻、まぶたなどに仕様できる
  • 注射を打つだけなので痛みが少ない

などが上げられます。

ただ効果としては個人差が大きいです。
効果が現れやすい人もいれば、数回打ってもなかなか効果が感じられないという人もいます。
多くの場合には1~2週間間隔で3回くらい注射を打ち徐々に脂肪を溶かすというものにります。

ほとんどがBN(輪郭用)というように、顎や頬に注射をして小顔効果を得るものか小鼻に打って鼻を小さくするといったものが多く、BNLS脂肪溶解注射でまぶたの脂肪を取るだけで二重になるという話はありません。

二重にする効果を狙うというよりは、腫れぼったいまぶたで悩んでいる人に向いている方法ですね。
中には腫れぼったさが引くだけで自然に二重になる人もいるようですからメスは絶対に入れたくない、誰にもバレることなく自然に腫れぼったさを取りたいと言った方に向いているといえるでしょう。

ちなみに、BNLS脂肪溶解注射を打ったあとは効果を高めるために運動をして血液循環を高めたり、施術部分をマッサージして薬が均等に広がるように促してあげると良いそうです。

二重まぶた整形のリスクと失敗例

二重まぶたにする整形にはもちろんリスクがあります。
例えば手軽なプチ整形と言われる埋没法にもリスクはあります。

まず「自然な二重になるとは限らない」という点です。

埋没法はとても細い特殊な糸でまぶたを何箇所か縫いとめる手術方法です。
最近では埋没法でも脂肪を取り除くことができるようですが切開法に比べて脂肪をまんべんなく綺麗に取れるわけではありません。
脂肪が乗ったまぶたを縫い合わせれば二重を作ることはできますが自然な二重とは程遠い印象になってしまうでしょう。

元々二重というのは皮膚が折りたたまれて起こる現象です。
薄い皮膚だから折りたたまれるのであって、無理やり厚ぼったいまぶたを折りたたんでもきれいなラインにはならないのです。

もちろん、きちんとした知識を持った整形外科医の場合、「あなたの場合には埋没法できれいな二重は作れない」と告げるでしょう。
しかし中には症例数を稼ぐためだけに安易に手術に走る医者がいないとは限らないのです。

また、埋没法の最も懸念しなければいけないリスクが「一重に戻ってしまう」ということです。

埋没法で使われる糸は髪の毛よりももっと細い糸です。
もし太い糸でまぶたの裏を縫いとめてしまえば、仕上がりがデコボコするでしょうし、目がゴロゴロとした違和感で大変なことになるでしょう。

しかし自然な二重を作るための細い糸というのは、どうしても強度が足りません。
瞼の脂肪が多いとその分、まぶたが重たくなるということでもあり、結んだ糸が切れてしまったり、伸びて緩んでしまうことがあるのです。

1ヶ月程度で元に戻ってしまった場合には医者の腕が悪いということが考えられますが、1~2年で切れてしまったというケースでは埋没法が合っていないということになるでしょう。

二重まぶた整形手術後の副作用

二重まぶたにする手術には埋没法と切開法の二種類があります。
二重まぶたにするというのは、普段から手術回数をこなしている美容整形外科にとってそれほど難しい手術ではありませんが100%必ず安全で副作用がないとは言い切れません。
時には手術を失敗することもありますし、副作用が起こることもあるのです。

埋没法の副作用で言えば、例えば施術に使った糸が眼球を傷つけてしまうものがあります。
埋没法の術後からなんだか目がゴロゴロとして痛いという症状を訴えるケースがあります。
糸が飛び出していて、眼球を傷つけている場合など放置すると視力や角膜に影響が出ることがあります。

埋没法はダウンタイムが短い施術方法として知られています。
しかし時には内出血などが起こることがあります。
例えばダウンタイムを計算して有給休暇を取って施術を受けたのにその後も内出血がなかなか治らず外に出られないというケースです。

切開法はまぶたを切って縫い合わせる手術です。
メスを使うためダウンタイムが長くかかります。
まぶたが腫れるのは2周間程度ですが、二重のラインが完成するまでには大体3ヶ月程度は見ておいたほうが良いです。
またアイメイクは抜糸するまでの1週間はできません。

また切開法で二重になった人で怖いのが目が閉じにくくなるということと、目の開きが悪くなるということです。
皮膚を取りすぎた場合、目が完全に閉じられなくなるのです。
目が腫れている間は閉じにくくなることがありますが、しばらくしても目が閉じられないというのは大きな問題でしょう。
また元々目を開く力が弱い人の場合には二重手術をした結果、目の開きが悪くなることがあります。

一度、二重に整形すると一生持つの?

埋没法で二重のラインを作った場合は10年が寿命と考えると良いようです。
そもそも埋没法というのはメスを入れずにまぶたの裏から髪の毛よりも細い糸を通して何箇所か縫いとめるという手術方法です。

ある程度経過すると糸が溶けてしまったり、糸が切れてしまったり、糸がほどけたりしてしまい二重のラインが元に戻ってしまうのです。
その寿命が大体10年と言われています。

もちろん埋没法で二重のラインが定着した場合には糸がとれても自然に二重のラインを維持することはありますが、10年経ったらもう一度手術をするかどうかを検討する時期が来るというのは予め覚えておいたほうが良いでしょう。

一番二重ラインが長持ちするのは全切開です。
全切開はまぶたの脂肪を取り、皮を切り取り縫い合わせて癒着し、その癒着部分を二重のラインにするという方法です。
人工的にまぶたに傷を作る手術方法なので効果は半永久的です。
10年後も20年後もほとんどの人が二重のラインを維持できています。

ただし全切開であれ部分切開であれ、手術をした直後の二重のラインを永遠に維持できるかというとそうではありません。
なぜなら人は必ず老化するからです。

年を取ってまぶたの皮膚が薄くなったり、まぶたの脂肪が落ちたり、中年太りでまぶたに脂肪が着いてしまったり、皮膚がたるんでしまったり…
色々な理由で二重のラインが薄くなってしまったりということは考えられます。

これは生まれつき二重の人でも、同じようになるものですから避けられるものではありません。

整形後、また一重に戻すことはできる?

埋没法は整形手術ですがメスは使いません。
髪の毛よりも細い糸を使ってまぶたの裏から数か所縫いとめて目を開いたときに二重になるようにする方法です。
縫いとめる箇所はまぶたの厚さ、クリニック、手術の方法によって異なりますが2箇所~6箇所が一般的です。

糸で縫い止めているだけですから、糸を抜くことで元に戻すことができます。
ただしこれは手術後から半年くらいまでです。
半年くらいであれば糸を抜けば二重のラインが元に戻ります。
しかし数年糸が入っていると、そのまま皮膚が癖付けされてしまっていることがあり抜糸をしても元に戻らない場合もあります。
また数年経過してしまうと糸が見えにくく抜糸がしにくかったり穴が小さくなりすぎていて抜けないということもあります。

一方、切開法で二重のラインを作った場合には一重に戻すのが難しくなります。
切開法はメスでまぶたの皮膚を切り取って希望のラインを作るように縫い合わせる方法です。
つまり、二重の線になるように傷を癒着させているということです。
このため一重まぶたに戻すのは非常に困難です。
一応、二重を一重に戻す手術もないわけではないのですがとても難しく、手術を行ったからといって元通りの目元が手に入るとは限りません。

特にもともとが重たい一重だった人の場合は手術の時にまぶたの脂肪を多く除去しています。
その除去した脂肪を元に戻すことはできません。
また手術したあとの傷口は二重の線と同化するのですが一重になったときにはそのラインが丸見えになってしまいます。

一度切開法で二重になってしまうと基本的に一重には戻せないと考えたほうが良いでしょう。
手術を受けるかどうかは、のちのち後悔しないように慎重に考えましょう。

一重まぶたは遺伝なの?

結論を先に言うと「必ずしも遺伝による影響だけではない」が答えとなります。

子供が一重になるかどうか、というのは両親からの遺伝で決まります。
しかし両親がぱっちり二重同士だからと言って必ずしもぱっちり二重の赤ちゃんが生まれるとも限りません。

一重になるか、奥二重になるか、二重になるかはメンデルの優性の法則にあります。

二重は優性遺伝子で、一重は劣性遺伝子であるとされているので、理論的に言えば、二重まぶたの父親と一重まぶたの母から生まれた子供は二重になるのでしょうか?

もしそうなのであれば、実際には一重の人よりも二重の人の方が圧倒的に多くなるはずです。
しかし周囲の人を見てみると、二重の人もいれば一重の人もいますよね。
決して一重の人が珍しいわけではありません。

Aを二重の遺伝子、aを一重の遺伝子としたとき…
二重の人にもAAとAaのパターンがあるからです。
両親がAA×AAの場合には子供もAAになります。
ところが両親がAa×Aaだった場合には、AA、Aa、Aa、aaの子供が生まれる可能性があり、4人に一人は一重aaになるのです。

自分が二重だからと言ってAAかどうかはわかりませんし、相手もAAであるかはわかりません。
つまり二重同士で子供が出来たからと言って必ずしも二重の子供が生まれるとは限らないのです。

ただし、まぶたというのは皮膚の厚みや脂肪の付き具合による影響が大きい部分でもあります。
実際、生まれた当初は多くの赤ちゃんが一重です。
赤ちゃん独特のぽっちゃりした体型が痩せて脂肪が落ち、二重になるという子も多いです。
一重だった人が痩せたら自然に二重になったというケースもあります。
必ずしも遺伝による影響だけではないというのが面白い点ですね。

一重まぶたと二重、奥二重では何が違うの?

一重まぶたと二重、奥二重の違いをご存知ですか?
実はこの3つ、見た目だけではなく構造にも違いがあるのです。

見た目としての違いは、一重まぶたの場合は二重まぶたのラインが全くありません。
一口に一重まぶたと言っても人によって違いはあるのですが、多くの場合でまぶたの脂肪が多く、まつげの上に脂肪が載っているので、正面から見た時にまつげの根元にまぶたが重なっています。
このためまつげの長さが二重の人に比べて短く見えます。

奥二重の人は目頭は一重で目尻に近づくと二重のラインが出てくるのですが、幅が狭いため、ぱっと見た印象は一重に見えたりすることがある目元です。
まぶたの脂肪が多いため二重のラインが隠れてしまうのです。

二重は平行ラインと末広型が多いのですが、日本人の場合末広型(目尻に行くほど二重の幅が広くなる)の二重ラインを持つ人が多いです。
奥二重と末広型は似ているのですが、二重のラインが広いため、末広型の方は一重に見えることはありません。

構造的に言えば、一重のまぶたは脂肪が多く、皮下組織が眼瞼挙筋などと癒着していないのでまぶたを持ち上げることができません。
(もっと簡単に言うと、一重の人はまぶたの内側が筋肉とつながっていない)
奥二重の場合は二重と構造的には一緒なのですが、眼瞼挙筋がまぶたの皮膚に付着する位置が二重の人とは違うことから折りたたまれるまぶたの皮膚の部位が違うのです。

一重でも奥二重でもきれいな女優さんやモデルさんはいます。
しかしやはりパッと華やぐような美しさというと二重の方には敵いません。
一重の方や奥二重の方は表情がきつく見えてしまう。
怒ってるように見えてしまうと悩みを抱えることが多いようです。