【30歳処女です】処女でも子宮内膜症や子宮頸がんになるの?性病はどう?

子宮内膜症は性体験の有無とは関係なくなります。処女でもなりますし、わずかですが10代の女の子でもなります。

子宮内膜症は本来子宮内膜にしか存在しない組織が卵巣や卵管など子宮以外の場所にできてしまう病気です。その組織が月経で排出されずに体内にとどまってしまうので他の臓器と癒着してしまったり、炎症を起こしたりしてしまいます。主に20代後半~40代に多い病気です。

子宮内膜症の主な症状は痛みです。生理痛が強い人の場合、子宮内膜症の可能性があります。しかし中にはまったく症状のない人もいます。子宮内膜症は放置すると不妊症につながることもあります。毎月生理痛が痛くて仕方ないという人は早めに病院を受診して下さい。また、特に痛みがないと言う人でも健康を維持するために、2年に1度は婦人科で定期検診を受けるようにしましょう。

子宮頸がんは処女の人は感染するリスクはほとんどありません。なぜなら子宮頸がんの原因は99%HPVウイルス感染によるものだからです。このウイルスは普通の暮らしでは感染する心配がなく、性交渉によって男性から感染するからです。

婦人科検診を受けに行っても性体験がなければ子宮頸がんの検査は不要とされることも多いです。子宮頸がんの検査は細胞診なので痛みもありますし、出血もします。お腹の中から細胞を切り取るのですから、負担は大きいです。無理に検査をする必要はないでしょう。

ただ、99%と書いたように、100%子宮頸がんにならないわけではありません。不正出血があったろり、下腹部痛があるなど異変がある場合には、婦人科を受診して診察を受けてください医師が適切な判断をしてくれます。

また子宮頸がんが心配な場合には予防接種をすることも可能です。ワクチン接種にはリスクもありますが可能であれば定期接種することを検討しても良いのではないでしょうか。

処女は性病にならないの?

結論から言えば、処女も性病になる可能性はあります。

性感染症の多くはセックスをすることで感染します。しかし中にはセックスをしなくても感染してしまう性感染症もあります。ですから、処女でも性病に掛かる危険性はあるのです。

まず、処女でもなる性感染症がカンジダ膣炎です。カンジダ膣炎はカンジダ菌に感染することで発症します。このカンジダ菌は空気中にもありますし、膣の中にも常在菌として存在しています。そして風邪を引いたりして免疫力が低下すると、異常繁殖してしまうのです。アソコが痒い、ナプキンでかぶれたのとは違ってなかなか良くならない...と、思っていたらカンジダ膣炎に感染していたということは、割とよくあることなのです。症状が軽い場合には体力が回復することで自然治癒することもありますが、痒みが強い場合には症状が重たいので病院を受診してください。

また、キスで移る咽頭クラミジアという病気もあります。クラミジアトラコマチス菌は性器だけではなく咽頭でも感染するので、1回でもキスしたことがあればなる可能性があります。

トリコモナス膣炎もごくまれなケースですがタオルの共有や公衆浴場の共用椅子などから感染することがあります。トリコモナス膣炎はトリコモナス原虫という小さな虫が原因です。強いかゆみやオリモノの変化があった場合には感染が疑われます。

処女だからと言って、性感染症にかからないわけではありません。性器にかゆみを感じたり、オリモノに異変があった場合には、恥ずかしがらずにできるだけ早く婦人科を受診するようにしましょう。

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