【おりものが多い】おりものシートの正しい使い方

おりものシート

おりものの量は女性ホルモンの影響を受けます。生理の前などは特におりものが増えやすい期間です。

おりものの量が多い時にはおりものシートを使用しましょう。ただし、おりものシートを使うのはおりものが多い時だけです。常時つけっぱなしにしていると蒸れることで雑菌が繁殖しやすくなり更におりものの量が増えてしまいます。おりものの量が少ない時期には使わない。外出時だけ使用し、寝る時には通気性の良い下着を付けて寝るなど使わない時間や時期を作るようにしましょう。

またおりものシートを付けたら、汚れていないからと長時間使用せずにこまめに取り替えて清潔を保つようにしましょう。またおりものシートを使うときは肌と密着するようなレギンスやデニムは避けてスカートなど通気性の良い服装を心がけましょう。

おりものが付着してしまった下着は水道水で洗い流したあと液体酸素系漂白剤やシミ用の洗剤を使ってあらいましょう。経血と一緒でお湯を使うと汚れが落ちにくくなります。必ず水で洗うようにしてください。

おりものが多い!時期によって量が変わることってある?

おりものの量

おりものは膣や子宮で雑菌が繁殖するのを防ぐだけではなく受精がスムーズに行えるように助ける働きも持っています。ですから月経の周期(約28日間)に合わせて変化するのが普通です。健康に排卵がある女性の場合、生理が終わると排卵日までエストロゲンの分泌が増えます。そして排卵が起こると今度はプロゲステトロンが分泌されます。

排卵日には受精を助けるために精子を包み込んで卵子までの移動を助けるためおりものの量が最も増えます。この日のおりものは透明でゼリー状をしています。

排卵日が終わったあとのおりものは量が少なくなり、色は白っぽくなります。生理の前にはまたおりものの量が増え、臭いも強くなる傾向があります。おりものを見ていれば、生理の周期を特別把握していなくてもホルモンバランスが崩れていないか、確認することができるのです。

おりものってそもそも何?成分は?

おりものは子宮内膜や子宮頚管などから出る分泌液です。通常は透明~淡いクリーム色をしていて、下着に付着して乾くと黄色っぽくなります。おりものの状態や量には個人差がかなりあり、排卵時には血が混じって茶色っぽくなったり卵白のようにどろっとしたりします。

おりものの役目は膣の中を乾燥から守ること。また細菌やウイルスの侵入を防いで清潔に保つための役割をしています。子宮の入り口は肛門や尿道など不衛生になりがちなところの近くにあります。このため大腸菌やブドウ球菌などの雑菌が入りやすいのです。おりものが出ることで、洗い流す効果があるので内部を清潔に保てるのです。この他にもおりものにはたくさんの役割があります。女性の体を健康に保つために必要なものなのでなんだか気持ち悪いと嫌悪しないであげてくださいね。

おりものを減らす方法はあるの?

おりものは性交中や月経期間中以外の時に出てくる分泌物の総称です。雑菌を洗い流す働きがあり、おりものが多いのは子宮内で雑菌が増えている証拠かもしれません。臭いが気になるからと、石鹸を付けて内部まで洗い流していませんか?膣内は非常にデリケートで自浄作用を持っています。石鹸を付けて洗い流せば膣を清潔に保つための常在菌まで殺してしまうことになり雑菌がかえって繁殖しやすくなるのです。

また生活習慣がおりものを増やす原因になっていることがあります。たとえば甘いものを食べすぎると血糖値が高くなり雑菌が繁殖しやすくなります。日頃から甘いものをたくさん食べる場合には、意識的に減らしてみましょう。またあまりにも量が多い場合には、体質だと思わずに婦人科で相談してみて下さい。何らかの病院が隠れているかもしれません。

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