【おりものが多い】多すぎるのは病気？正常なおりものとは？

おりものの量や色、臭い、形状には個人差があります。この色と臭いなら正常、この臭いなら異常と一概に判断するのは難しいです。
しかし、今までとは違う変化があったときには病気が隠れているサインかもしれません。もしも今までは臭いが全然なかったのに、急に臭くなった、急にたくさん出るようになった、色が急に黄色っぽくなった、粘膜状ではなく塊のようなものが出る。こうした変化に気づいたのに放置してはいけません。

また性病も感染していてもほとんど症状がでないものもあります。検査を受けないと自己判断で気づくのは難しいものもあり知らず知らずのうちに進行してしまい、手遅れになることもあります。変化に気づいたのは良いことです。婦人科を受診して検査を受けましょう。

おりものが糸状に伸びるんだけど・・・これって異常？

おりものの形状は日々変化しています。これはおりものの役割の一つである「受精を助ける」働きからです。私たちの子宮内では毎月排卵に向かって準備をしています。

この時、女性ホルモンの量も変化し、おりものの形状も変化するのです。生理直後は粘性はほとんどありません。中期は白色もしくはクリーム色をしています。ところが排卵の直前になると卵白のような透明になり膣内は湿った状態になり糸を引くように伸びます。

糸状に伸びるのは排卵日の２、3日前から始まり排卵日がピークになります。おりものの状態を見れば、排卵日が近いかどうかを確認することができるのです。糸状なのは正常な変化ですから、悩む必要はありません。そして排卵後には粘性が強くベタベタしたおりものになり、膣は乾きます。生理の28日周期に合わせておりものはこのように変化するのです。

性行為後におりものが増える気がする

性交渉の後におりものが増えると心配ですよね。相手から性病を貰ってしまったのかも？と悩んでも、まさか自分のおりものの状態を他人に相談するのも恥ずかしいしかといってそのまま放置しておくわけにもいきません。

おりものはホルモンのバランスで日々変化をしています。しかし今までにないくらい大量に出たり、色や臭いがおかしいなと思ったら自己判断をせずにきちんと婦人科を受診しましょう。

万が一、性病だった場合にはパートナーも一緒に治療をしなければいけません。性病を完治させないまま、性交渉を繰り返せばお互いにいつまでたっても治らず将来、不妊症の原因になってしまうこともあります。愛し合う行為が、辛い結末につながらないように心配だなと思ったら性病の検査をすることが大切です。

念のために性病検査キット試そうかな

どうしても恥ずかしくて婦人科には行きたくない。親の保険証に入っているので、親に知られたくない。こうした理由で婦人科に行くのがためらわれるのであれば性病検査キットというものも市販されています。

値段は少し高めです。婦人科で検査をすれば初診料も含めて3000円程度で済みます。性病だった場合の治療薬などを含めても5000円もしないでしょう。市販されているキットは大体5000円～1万円はします。検査結果も検体を郵送してから4日掛かるので時間も多少必要になります。しかし、病院を受診しなくても病院と同等の制度の検査が受けられます。病院に行くのは嫌、仕事が忙しくて時間が作れないなど理由が有る場合には、検査キットで調べてみるのも良いでしょう。